烏骨鶏を飼っています。
中国では、四千年の歴史の中で烏骨鶏が大切な食材として飼育され、 肉・卵、共に、古くは王侯貴族や権力者だけで食され、美容と健康維持に珍重されていたようです。
こんな田舎の年寄りが今更美容の目的いうたら笑われます。
烏骨鶏は年間の産卵数が非常に少ない上、繁殖力も弱く大量飼育生産も難しい為、高価で貴重な烏骨鶏と言われています。
販売してゼニ儲けというほど産まないので、自分の健康のために飼っているようなもの。
雄と雌を一緒に入れてあるので、雄はハーレム 羨ましいったらありゃしない(^O^)
だから卵は全て有精卵です。
時々孵化器にいれて雛を産ませます。
鶏は21日経つと孵化します。
1、2日の誤差はあるけれど、卵の中からピィピィと鳴き声が聞こえてきます。
気室に小さな穴を開け、肺呼吸に切り替わった合図です。
その数日前には卵に小さなヒビ(穴)が空いて、耳を当てるとコツコツ音がします。
これが嘴打ちというらしいです。
予定日21日経つと、孵化したヒヨコは羽毛が乾くまでそのまま孵卵器に入れておき、ヒヨコが元気に動くようになればその次の保育用のゲージに移します。
今年の夏は格別の異常な暑さで、難産というか嘴打ちまでは順調であっても孵化して生き延びる確率が低いです。
その辺がこれからの課題でしょうね。
鶏というのは面白いものですわ。
間なしに交尾をします。
有精卵になるには、雌鶏の体内では漏斗に精子が存在しなくてはなりません。
卵胞、つまり殻がついていない卵のもとは24~25時間周期で定期的に作られて最後に殻がついた卵になって放出されます。
雄鶏が交尾していても、卵胞が通過するとき漏斗に精子がいない場合もあって、必ず有精卵となっていないのもあります。
有精卵は21日間の温度や転卵など一定の条件で雛が生まれます。
そして6ヶ月経つと成鶏となって産卵するようになります。
卵の産まれた中に無精卵が混ざっていたり、有精卵なのに孵化しないなどから、負荷率が6割ぐらいなのかも知れません。
また雄と雌は半々だとすると、卵を売るって結構難しいもんです。
餌は毎朝一度だけ与えて横着な飼い方でも、卵を産んでくれるし元気で生きています。
餌やりと水をやるだけだけれど結構面倒くさいので、水洗トイレの水を供給する浮バルブを利用して、複数ある鳥小屋に飲み水を自動的に送ることを考えた。
魚釣りの時のクーラーの底からそれぞれの鳥小屋に水を供給することにして、水道水から水洗便所の水供給する弁を利用して、鶏たちが飲んで減った分を補給するという簡単なものである。
理屈では簡単なようだが、それぞれの鳥小屋の水飲み場の高さが重要で、ここが一番のポイントでした。
鶏は一週間や二週間餌を与えなくても水さえ切らさなかったら生きていける。
産卵率が低下してきたら、換羽(羽毛の生え変わり)を促進させる方法で、半月ぐらい餌を与えなくする方法もあるようです。
だから水を自動的に供給するシステムはき我ながら名作だと思います、(^_^)