淡 路島の名品、海産物など厳選してお届けします。
熟成焼き芋(姫はるか) テングサ(天草)
イ ギス
ひじき
宝楽(ほうらく)


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熟成焼き芋(姫はるか)
焼き方を研究して絶妙の美味しさに仕上げた自慢の熟成焼き芋です。紅はるかに含まれるデンプンが持つβ-アミラーゼ(酵素)が独自開発の「石焼芋システム釜」で絶妙の美味しさに仕上がりました。
さらに熟成することで糖分が麦芽糖となって甘さが倍増します。
一週間、二週間から三週間と保存すればするほど芋羊羹のような味わいを楽しめます。
      




テングサ(天草)
天草はとこ ろてんの原料です。
はと店で販売しているのは、淡路島「おじんば」の磯で採れた天然のテングサです。
天草は採ったばかりはえんじ色をしていますが、真水で洗い日光にさらすことを繰返すとだんだんと色が抜け、最後は黄金色になります。
このように手間を掛けて作り、天日にさらすので「晒しテングサ」と呼ばれます。国産の晒しテングサは、一般の小売店では中々手に入りません!

「晒しテングサ」から作ったところてんは、やはり段違いに美味しい!



本格的なところてんは、「テングサ」を煮込ん でドロドロになった煮液を漉して作ります。
それを冷やし固めて突き出したものに、酢醤油や甘酢、黒蜜など、お好みのタレをつけて食べます。
ポン酢、黒蜜などお 好みで味わってください。
ゆで小豆を入れて自分で作る水ようかん、コーヒー寒天、フルーツかん等、楽しみ方はたくさんあります。
使用後、残ったものは湿気ないように保存しておけば数年は品質に変化ありません。


ご家庭で作る場合、天草25gを1リットルの水1000mlと一 緒に煮溶かします。
多少は蒸発しますが、ほぼ出来上がりが想像つくと思います。
できあがったところてんは、冷蔵庫にて10日間はぐらいは保存できるでしょう





イギス
磯の浅瀬に生える海藻の一種。
(淡路島の西南端南あわじ市産)
イギスは、干潮になってもそれよりやや深いところの海底の岩に付着しています。
採取の時期は7〜8月です。
採取したイギスは、水洗いして夏の強い日差しで乾燥させます。雑藻などを取り除きながら、水洗いと天日乾燥を3、4回繰り返して、クリーム色になったもの を保存します。

海藻から採った干燥いぎすは「いぎす豆腐」とか単に「いぎす」と呼ばれる食物となります。
イギス料理があるのは今治、香川県の小豆島、淡路島、鳥取県、長崎県、鹿児島県、長崎県など西日本です。


イギスを炊くとき は、地方により固めるのに米のぬか汁(米の研ぎ汁でも可)や大豆 のゆで汁を用いてます。
慣れた人でも煮溶かしで柔らかかったり固く仕上がったりすることがあります。
手間と経験が必要なこの料理は田舎料理の面白いところでもあります。煮溶かして、冷まして固まったものをからし酢味噌や酢醤油で食べます。大事な家族やお客への一品です。
食物繊維や海のミネラルを豊富に含んだイギス料理は、瀬戸内の島々に住む人々の郷土食です。
また長寿の食品とも言われ、精進料理の一つとしてお盆や彼岸などに仏へのお供え物として使われる郷土料理です。地方によっては様々な食べ方があります。
薄味なので、淡路島では主に、からし酢みそで食べることが多いが、三杯酢、ごま、しょうゆ、酢みそなど好みで選んで食べられます。瀬戸内海のしまなみ地方では、有名なイギス豆腐があります。


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ひじき
通常3月から5月の 大潮の干潮時に刈り取って収穫する。健康食品としていつの時代でも言われてきたひじき。
煮物料理や炊き込みご飯などの料理に多く使われるひじきは、食物繊維は勿論のこと、多くの栄養素を含んでおり、和風料理だけでなくサラダにも使える万能な食材です。

乾燥ひじきのもどし方
ひじきを上手に戻すことで美味しく食べることができます。
まず、ひじきの10倍の量の水温20度前後の水にひじきを入れて30分ほど置いておきます。冬場の場合には、水温度が下がってしまうので、時々水温を調節 する必要があります。
通常よりも長い時間水に漬けておくか、90℃のお湯に10分間漬けておくだけでもかまいませんが、水で戻した方が美味しいです。
ひじきを水に漬け終わったら、ひじきを手でかき混ぜ、含んでいた砂を落とすことができます。
ザルに入れて、水で2、3回よく流し洗ってください。








ひじきが持つ注目す るべき栄養素
・鉄分
ひじきが含む鉄分の量は、ほうれん草の15倍の量を含んでいます。鉄分は、体内に酸素を送る働きをしています。鉄分は、成長促進や免疫力増進に効果を発揮します。鉄分の多いひじきは、貧血気味の女性の強い味方です。
・カルシウム
ひじきは、海藻の中で最もカルシウムの多い海藻です。ひじきに含まれているカルシウム量はなんと牛乳の14倍といわれています。
・食物繊維
野菜やキノコ類を含めた全ての食品の中で食物繊維の多い食材と言われています。食物繊維は腸内の掃除を行い、大腸がんなどを防ぎます。腸の動きを活発にするため、便秘も解消する効果があります。


その他の栄養素
・カリウム
過剰に摂取されたナトリウム(塩)を排出する働きのある成分です。高血圧の傾向にある人は、積極的に摂取した方が良いとされ、また、カリウムの不足によって疲れやすくなるとされています。
・マグネシウム
マグネシウムが体において不足することによって、カルシウムの代謝が乱れてしまい、細胞内に水分を吸収して膨れた細胞浮腫の状態になってしまい、これが結 果的に疲れやだるさとして感じられ、表面上には、顔や手足のむくみとして現れます。
・亜鉛
200種類もの代謝に関わる酵素に働きかける成分です。亜鉛の不足によって、ストレスによる感受性が低下しないために、うつ状態になってしまう場合もあ り、極端 な例を挙げると突発的な暴力行為に走る場合もあります。更に、肌荒れ、にきび、脱毛、傷の回復の遅れなどの症状も生じやすくなります。


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宝楽(ほうらく)




宝 楽は素焼きの和製フライパンと考えてください。
本来は、お茶の葉や豆などの穀物を煎るための調理具です。昔 から豆や切り餅を「あられ」にして煎ったりして使っておりました。
金属を使うよりも熱の伝わりがゆるやかで焦げないため今でも用いられています。
焼きオニギリをするととても美味しく仕上がります。
淡路島で民宿がはじまった頃、「鯛の活造り」と宝楽を使った「ほうらく焼き」が 名物料理となり、淡路島の料理旅館の代表料理となりました。




宝楽焼き(ほうらくやき)



淡路島の旅館や民宿で出される料理に「宝楽焼き」があります。
素焼きの宝楽皿を上下で貝のように使い、中に那智石のような花こ う岩(石)を敷き詰めます。
その上に風味を加えるために昆布を敷いて、新鮮な魚介を丸ごと蒸 し焼きにするという料理です。
元々は新鮮な素材を簡単に美味しく食べたいという地元の漁師の知 恵が生み出した浜焼き料理です。
基本的な調理方法は塩を振って蒸し焼きにするだけです。 アレンジとして酒蒸しとか、竹笹を入れるなどすると一味ちがった 楽 しみ方もできます。
ヌクヌクをポン酢などで召し上がって下さい。
鳴門鯛やサザエ、エビなどを使って、ご家庭でも淡路島の料理旅館 の 味を楽しめます。



@素焼きの宝楽を二枚を用意する。
 宝楽が一枚しかない場合は、宝楽に代わる鍋などで代用する。
A一枚(下側)の宝楽に栗石を敷きつめ、ダシ昆布を敷き塩をふる。
B鯛など魚のひれに は化粧塩をする。
 化粧塩とは、魚を美しく焼き上げるためにふられる塩のこと。あらかじめ塩をしておいた魚に焼く直前に、もう一度軽く塩をふり、特に焦げやすい尾ビレやヒ レの部分にはまぶしつけ るようにタップリと塩をふる。この化粧塩の効果で、皮がパリッときれいに焼きあがる。
C鯛、サザエやエビ などを盛りつけて薄塩をし、もう一枚の宝楽で蓋 をし、ガスコンロなどに乗せて蒸し焼きにする。
(蒸すのは10分から15分)
D出来上がったら暖かいうちにポン酢で召し上がります。


ほ うらく焼きの起源は、諸説いろいろあるけれど、どれが正しいのかはわかりません。
確かなことは、旨い! 美味しいというのは間違いございません。
現 在は大変な釣りブ―ムです。
また、全国至る所に釣堀(海釣り)があり大物の釣りが出来て賑わっております。
ご自身で釣った魚を宝楽焼きにして戴くことは最高の楽しみ方ではないでしょうか。

特に鯛などの白身魚は宝楽で蒸し焼きにすると美味しいと思います。
釣りマニアには是非ひと揃い(上下2枚)の宝楽皿をお薦めします。



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