HOME瓦のある風景
淡路瓦(主な生産地は旧西淡町:南あわじ市)は、愛知県三州、島根県石州とともにわが国の瓦の三大産地です。
いぶし銀のような色とつやをした瓦。
焼成の最後の段階で燻化し、瓦の表面に炭素の微粉を付着させたもの。
『いぶし(燻)瓦』は和風建築に調和して世界に誇れるものです。
古代から継がれてきた瓦屋根のある風景を、通りすがりにスマホで撮った画像ですが、日本の気候風土に適した
建築をもう一度見直すためにも掲載していきます。


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木造建築と瓦屋根 
あまり学校に通っているときは勉強しなかったけれど、専門的な授業だけは頭の中に少しずつ残っている。
トラス構造、いわゆる三角形で固定するという基本的な考え方は勉強していなくても経験から判るものなのですが。
木造建築とか鉄骨建築で筋交いをいれますが、アレのことなのです。

トラス構造とは、複数の三角形による骨組構造のことであり、結合部である「節点」はボルトやピンなどで結合されています。 ... トラスの節点は自由度がないため動きませんが、相互に運動できるように結合されているため、部材を曲げようとする力である「曲げモーメント」が隣り合う部材で発生しません。

木造建築と瓦屋根というのは和風建築として「文化遺産」に登録申請してもいいはずだが、何故か「鳴門の渦潮を世界遺産」に申請しているバカどもがいる。
いらかの波というのは、甍とは屋根瓦に覆い尽くされた風景なのだから、ユネスコに文化遺産として申請してもいいと思うのだがねぇ。

建築物の信頼を高める - トラス構造
http://www.jwtc.org/about/index.html?utm_source=GDN&utm_medium=cpc&gclid=EAIaIQobChMI543OksKg4AIVlrOWCh36TQceEAEYASAAEgJD7fD_BwE

添付している画像は高知城の天守閣から撮った写真ですが、これを投稿しているときにそばに他のしゃしんがなかったものですから・・・
瓦屋根を使った写真展なども瓦業界としてはやるべきでしょうねえ。


ランクル   2019.2.4-6:58

新技術にすり寄る挑戦 
固体燃料電池という新技術がある

新しい技術として注目されているのが個体燃料電池だそうだ。
高温(通常700〜1000℃)で稼働し、発電効率が良い(45〜65%)というので、自然エネルギーといっても設置場所などから環境に問題があり、その研究が有望視されている。
発電素子が高温で稼働するという点以外に制約が少ないため、家庭用分散電源、持ち運び用小型発電機、移動電子機器用電源などの新たな用途が見込まれている。
(ウィキペディア)

新技術を開発しろというのではなく、高温で稼働するシステムだから窯業技術がすりよっていける部分もあるだろうと思うのです。
瓦を焼くというのは、粘土を固めて乾燥させた後焼くというもので、セラミック技術の一端でもある。
発電素子の研究だと田舎のおっさん等では難しいのかも知れないが、最先端技術だけでどんなものでも構成されているのではない。
どんな精密機械でもネジやカムの原理があるように、未来の技術固体燃料電池は高温で稼働するというから、焼き物の技術が応用できるのかも知れません。

固体燃料電池の原理は
1. 空気極(正極)に供給された酸素が電子を受け取り、酸化物イオンになる
2. 電解質中を酸化物イオンが空気極から燃料極へ移動する
3. 燃料極(負極)で水素や一酸化炭素が酸化物イオンと反応し水、二酸化炭素が生成される。この際放出された電子によって発電される。

たいへん難しそうだけれど、全てセラミックスで構成されているとか。
セラミック(ceramic)とは、狭義には陶磁器を指すが、広義では窯業製品の総称として用いられ、無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指す。
金属や非金属を問わず、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、粉末、膜など無機固体材料の総称として用いられている。伝統的なセラミックスの原料は、粘土や珪石等の天然物である。
(ウィキペディア)

私が中学生に入った頃に、津井で色瓦の研究をしていた方らが窯業会社を立ち上げました。
いぶし瓦しか製造していなかった津井の窯元が、白地に釉薬を塗り焼くという技術を完成させて企業化したものです。
これは発明が高じたものではなく、他産地などでも研究されていたので、津井でも挑んだ勇敢な方たちの成果なのであります。
そしてグループごとに次から次に窯業会社ができて、農家の人たちが工員になって雇用がうまれ、淡路島の経済を支えたのであります。

私が開業した昭和45年ごろには淡路島島内に色瓦の会社が(窯業)31社があり、そのほとんどが津井出身者が関係していました。
寛永年間に飢饉で貧困にあえいでいたのが、法華に改宗して瓦の製造技術を受伝されたことが兵庫県を代表する地場産業にまでなったのでした。
なのに、今では斜陽産業だなどと見向きもしない議員には腹が立つ。

津井が瓦を焼くように成ったのは
瓦のまち(はとビズ:ブログ)
http://hato.s165.coreserver.jp/cgi-bin/lan_pak/inf2.cgi

改宗はある意味魂を売ったという見方もできるかも知れませんが、生きるためには経済がしっかりしていなくてはねえ。

ランクル   2018.12.29-7:59

魔よけの鬼瓦 
神戸メリケンパークオリエンタルホテルに鬼瓦が展示されたという記事である。
震災復興のシンボルとして魔よけの「鬼瓦」で彫刻家で文化勲章受章者の故淀井敏夫氏の作品である。


ランクル   2017.12.10-5:58

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