人は生きるために食う
2018.12.14
至極単純な話。
生まれてきて、寿命が来て死ぬまで食べて一生が終わる。
生きる目的は「ナニ?」
お金儲けするために人間は生きているのだろうか?
生まれたときから死へ向かって生きている。
そう考えたらへんな話だが、いろいろなことが起こっている、それを起こしているのもの人間なのだ。

とにかく食わなければ生きていけないのは確かだ。
私の家は農家ではなかったけれど、家の横に小さな畑を作って家庭菜園でナスやキュウリ、大根やネギを育てていた母親の姿を見ながら育ちました。
畑の空いたところにナンキンやスイカを植えて、成ったものが美味しかったらその種を残しておいて次の年に撒いたり、隣の家で成ったのが良かったらその種を貰って来年植えたりしていました。
「種子法」はそういう中から生まれた法律でした。
主要農作物種子法(昭和27年5月1日法律第131号)、主要農作物であるコメや大豆、麦など野菜を除いた種子の安定的生産及び普及を促進するため、米、大豆、麦の種子の生産について審査その他の措置を行うことを目的として制定された日本の法律だそうだ。
難しいことは判らないが、生きていく基になるものだから良い法律だと思いますよね。

安倍政権になって、農協改革などとたわけたことを言い出した。
何を改革しなければならないと言っているかというと、本来の農協のあり方や役割、つまり農協は組合員のために組織され、国政的にも優遇されている農協が、本来のあるべき姿から、間違っているんじゃないかと言っているのだ。本来の目的とは、共同販売・共同購入によって生産者の経営が有利になること。もう一つは、農協に指導員を置いて、生産者の技術指導や栽培指導を行うことで、生産量と価格を優位にして、同じく経営を高めること。
などなど・・・。

種子法は平成30年4月1日をもって廃止されました。
「種子法廃止法」は、コメ、大麦、大豆など、これまで自治体が品種改良して普及させてきた日本固有のタネが姿を消し、大企業や他国の種子産業が牛耳ることができる自由化法である。
現在日本で作られている野菜の実に90%以上が、海外で作られた「子孫を作れない種=F1種」により作られているそうです。F1種は、流通価値を高める見た目の良さ、品質の均質さに特化したもので、表面的には効率よく売れる農作物を作れる魅力あるものですが、自然対応力が弱く化学肥料、農薬なしには収穫を維持できないというもろ刃の剣の品種です。

あべの暴走を誰が止めるのか!

タネは誰のもの?
「種子法」廃止で、日本の食はどう変わるのか
龍谷大学経済学部教授・西川芳昭さんに聞く
2018.12.14 18:57 | 固定リンク | 政治 | コメント (0)
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